2024/08/22
宇宙エレベーターに関する共同実験とシンポジウムへの参加のため、守屋技術員がモンゴルへ渡航しました。
本記事ではその様子をお伝えいたします。
本実験はモンゴル科学技術大学および日本宇宙エレベータ協会との合同実験であり、新たな宇宙エレベーター実験環境のための基礎実験となります。
水素係留気球の基礎実験
宇宙エレベーターの基礎実験に欠かせない係留気球の基礎実験を行いました。今回の実験はモンゴル科学技術大学との合同実験となります。
しかし、当初予定した実験場が直前の豪雨ですべて水没してしまったようです。実験できる場所を急遽探し、なんとか実験できましたが、当初の予定より規模を縮小した実験となってしましました。
日本と同様、モンゴルでも最近は異常気象が多いとのことです。
機材は日本からハンドキャリーで運搬します
当初利用予定の実験場はあたり一面、池になっていました・・・
実験場までの道中
モンゴル市街(ウランバートル)で高圧ガスボンベを入手し、片道1.5時間かけて実験場に向かいます。(当初の実験場は3時間程度かかる予定でした)
道中には、馬が至る所に放牧されていました。
馬はすべて放牧されています
実験に欠かせない高圧ガスボンベを入手
広大な大地と食事
モンゴルは標高が高い(1200~1500m)ので、気温があまり高くなく、日本より快適に過ごせますが、日差しがとても強かったです。
食事は羊肉が中心で、スーテーツァイと呼ばれるしょっぱいミルクティーがよく飲まれます。
実験の待ち時間に
現地の食事
シンポジウムとデモンストレーション
実験終了後、モンゴル科学技術大学で行われたシンポジウムに参加しました。
シンポジウム終了後、宇宙エレベーターのデモンストレーションを行い、現地の方に我々の研究を知っていただきました。
日本から持ち込んだロボット
デモンストレーションの様子
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